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半月板について

こんにちは😃 最近雨が続いており、気温も低く寒い日が続いておりますが風邪など引いてないでしょうか?

私は寒さにあまり強くはないので、ヒートテックをしっかりと着こんで日々過ごしております。明日も横浜は雨模様なので体調管理は万全で迎えたいと思います🤗

さて、本日はよく聞かれると思いますが半月板についてお伝えしていきたいと思います。

半月板についてはスポーツ障害で損傷する方が多いと思われるかも知れませんが、実は変形性膝関節症の方も知らず知らずのうちに半月板を損傷していることも多いです。半月板を損傷しても痛みを感じない方もいらっしゃいます。

まず解剖学的なことからお伝えすると

半月板は膝関節の中で大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間にある軟骨様の板で、内側半月板と外側半月板の2つが存在しております。

半月板は

①関節に加わる体重の負荷を分散させる役割

②関節の適合性を高める働き

③関節内の滑液を分散させる役割があると言われております。

半月板は大腿骨と脛骨の間でくっついているイメージの方が多いと思いますが実際は脛骨の上に乗っております。脛骨の関節面を覆うようにして乗っております。

内側はC型となっており、外側はO型となっております。半月板がもし存在しない場合は、ある場合の3倍程、関節の不安定性が増えると言われております。

半月板は前後に動く事ができ、内側よりも外側の方が動くことが可能となっております。

膝関節を伸展すると半月板は前方に移動し、膝を屈曲すると後方へ移動します。膝関節を伸展すると下の図のように関節同士の接する面積が多くなり適合性が増加します。逆に膝関節を屈曲すると関節の接する面積が狭まり関節が不安定になります。

ちなみに膝伸展位だと内側側副靱帯や外側側副靭帯が緊張するため、靭帯性の支持も得られより膝の安定性が得られます。なので変形性膝関節症の方は膝が伸びづらいという特徴があるので、常に膝関節は不安定な状態となり筋肉などの組織が過剰に働いております。

膝関節を内旋すると内側半月板は前方へ移動し後方半月板は後方へ移動します。

逆に膝関節を外旋すると内側半月板は後方へ移動し、外側半月板は前方へ移動します。

ちなみに半月板は触診できる部位が3箇所あります。前節・中節・後節になります。特に中節や後節は痛めやすい範囲となっております。

またこのように半月板の部位によって色々な組織が半月板には付着していることも分かっております。

内側前節・中節レベルでは内側側副靱帯

内側後節レベルでは内側側副靱帯のAOL繊維・後方関節包・半膜様筋が付着しております。

また半月板の動きは筋肉の収縮に依存しております。

膝関節屈曲時には内側半月板に付着している半膜様筋が後方へ牽引し、外側半月板に付着している膝窩筋が後方へ牽引します(外側半月板に半膜様筋が付着している方も一定数います。)

前方の筋肉や膝蓋下脂肪体等の組織が硬くなって半月板を前方へ牽引してしまうと半月板が後方へ移動できなくなってしまいます。結果、半月板の動きが制限されてしまうと、大腿骨顆と関節窩の間に半月板が挟み込まれて痛みを生じてしまいます。そうすると膝が曲げづらくなるロッキングと言われる現象が起きてしまいます。

このような動作を繰り返しているうちに半月板が損傷したり断裂したりしてしまいます😨

この膝屈曲時の後方半月板の治療としては内側であれば半膜様筋、外側であれば膝窩筋の収縮をさせることで後方へ半月板の移動が出来るようになりロッキングや痛みを取ることができます。

またこの半月板には痛みを感じやすい部分と痛みを感じづらい部分に分かれております。

半月板の外縁1/3はred-red領域と言って血流がとても豊富となっており神経も豊富となっております。治り易くもありますが侵害刺激によって痛みを大変感じ易くなっております。

内側半月板はwhite-white領域と言われ血流や神経が存在せず損傷しても痛みは感じないですが、一旦傷がついても修復できない部分となります。断裂してしまうと縫うか切除するかの選択をする場合もあります。

ちなみに変形性膝関節症の方は膝関節屈曲拘縮・下腿過外旋位・内反姿勢になるため、荷重線が後内側に集中するため、半月板が逸脱し内側側副靱帯のAOL繊維や後方関節包を刺激して痛みが出易くなります。

この症状を半月板亜脱臼障害と言い、半月板が内側側副靱帯にあたり刺激するので内側側副靱帯に痛みが出てしまいます。

逸脱した半月板によって圧迫された内側側副靱帯を局所的に治療をすることは変形性膝関節症の保存療法としては有効です。

治療目的は重心線の正常化を目指し「屈曲拘縮の除去」、「下腿過外旋拘縮の除去」、「内転筋の強化」を行なっていく治療となります。

拘縮が進行し関節が硬くなってしまうと膝が伸びづらくなってきてしまうので出来るだけ早い段階で拘縮を除去できると良いかなと思います🙌

次回の膝痛情報も楽しみにしていてください🎵

-安芸 雄二郎

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