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膝痛の原因・・・実は閉鎖神経?!(神経シリーズ②)
こんばんは😃 膝痛研究家の安芸 雄二郎です。
今週は天候が荒れに荒れておりましたが、今日は風が弱く比較的、過ごしやすい1日でしたね😄
さて本日も膝痛の原因は実は神経性の痛みが関与している、ことについてお伝えしていけたらと思います。
前回は伏在神経性の痛みについてお伝えさせて頂きました。伏在神経障害はオペ後の癒着による神経の絞扼や伏在神経の滑走性障害で痛みが生じるとお伝えしました。
補足になりますが、伏在神経の絞扼が起こっているのでは?と思った時に出来る評価をお伝えしておきますね💡
①伏在神経自体を圧迫することで圧痛はあるのかどうか?
②股関節外転位における膝関節伸展痛は起きるかどうか?(伏在神経が伸張されて痛みが生じる)
③縫工筋伸張テスト(縫工筋に硬さがあると隣接する伏在神経に癒着が起きて痛みが生じる)
④大内転筋伸張テスト( 股関節屈曲・外転→大内転筋に硬さがあると隣接する伏在神経に癒着が生じ痛みが出る)
⑤内側広筋斜頭繊維の収縮で痛みが出るかどうか(内側広筋斜頭繊維が硬くなっていると隣接する伏在神経が癒着し牽引して痛みを出してしまうから)
①はテクニカルなので難しいかもしれないですが、膝の内側が痛い方で②〜⑤を試して頂いて痛みが出現する場合はもしかしたら伏在神経由来の痛みが出現しているかもしれないですね🧐
もしやり方が分からない方や伏在神経性由来の痛みかも?と思う方がいらっしゃいましたらお気軽にお聞きください🤗
さて、今回ご紹介する神経は閉鎖神経由来の膝痛になります。
閉鎖神経と言われる大腿前面を走る神経の絞扼障害によって膝の痛みを引き起こすことがあります。
閉鎖神経とは、骨盤の閉鎖孔から神経が一本になって出て、骨盤の下にいくと前後の枝に2本分かれ、閉鎖管を通って太ももに及ぶ神経のことをいう。 「前枝」は内ももの筋肉と皮膚の一部の感覚をつかさどる働きをもちます。 「後枝」は外閉鎖筋という筋肉を抜けて太ももから膝の内側まで伸びております。
下記の図も見ながら神経の走行をみていきましょう🙌
閉鎖神経が障害されると歩行障害であったり、立ち上がる時の膝痛を生じることがあります。また腰痛や殿部痛・大腿部痛も生じると報告されております。
痛みや障害される部分が多岐に渡りますね😅 ちなみに膝治療の前に閉鎖神経ラインの治療をすると伏在神経ラインの血流が増大して膝の周りがゆるゆるになります💡
閉鎖神経には前枝と後枝に分かれます。
前枝は長内転筋と大内転筋の間を走行しております。そのため、主に股関節伸展・外転・内旋のストレスにて影響を受けやすいです。歩行周期だとTstの時期に長内転筋と大内転筋に伸張ストレスがかかり筋肉が硬くなり肥厚し前枝を絞扼してしまいます。
上記の図は歩行周期においてTst(ターミナルスタンス)と呼ばれ、右下肢の位置を示します。股関節は20°程伸展しており大腿前面の腸腰筋は伸張されております。この時、股関節は外転ストレスがあるため、長内転筋や短内転筋は伸張されております。
後枝は大内転筋と短内転筋の間を走行します。主に股関節屈曲・外転・内旋ストレスにより後枝を絞扼し神経性の痛みを引き起こします。
閉鎖神経の後枝は外閉鎖筋を68.5%が貫通し、残りの31.5%は外閉鎖筋の表層を貫通しております。
閉鎖神経の後枝は外閉鎖筋を68.5%も貫通しているの?と思ってしまいますね😅
ここまでくるとお分かりかと思いますが、閉鎖神経の絞扼障害では外閉鎖筋も積極的に緩める必要がありますね🤔
外閉鎖筋は恥骨筋の深層に存在するので、股関節軽度屈曲位で恥骨筋を緩めてから外閉鎖筋にアプローチしていきます。
閉鎖神経障害についてはまとめますと、
閉鎖神経障害の症状としては歩行障害、立ち上がる時の膝痛、腰痛、殿部痛、大腿部痛がみられます。
閉鎖神経は前枝と後枝に分かれます。前枝は長内転筋と大内転筋の間を走行します。
後枝は大内転筋と短内転筋の間を走行します。
そして後枝は外閉鎖筋を70%近く貫通しているので外閉鎖筋の治療を先にしておく必要があるわけですね。外閉鎖筋を先に緩めると伏在神経ラインの血流も良くなるので膝の周りは緩みやすくなります😃
その後、前枝の長内転筋と大内転筋を緩めつつ筋肉の間をリリースし、後枝の大内転筋と短内転筋を緩めつつ筋肉間をリリースしそれぞれ収縮を促していきます。すると痛みがスッと抜けていくのが分かります☺️
以上が閉鎖神経由来の膝痛に関してになります。
次回も神経由来のよくある膝の痛みについてお伝えしていきたいと思います🎵
次回も皆様に有益な膝痛情報をお伝えしていきたいと思いますので楽しみにしていて下さい🤗
-安芸 雄二郎
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