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膝痛の原因・・・実は伏在神経障害(神経シリーズ①)のことも
こんばんは😃 ここ2、3日風がとても強くて歩いていても真っ直ぐ歩けないくらいの強風が吹いていましたね😅
花粉も物凄く飛散していてくしゃみと目の痒みで私はかなりやられました😂 明日からまた夜は雨が降るそうなので体調管理に気を配っていきたいですね😉
さて、本日は膝周りの神経が膝の痛みを誘発していることもあるので、今回は膝の痛みが神経とどう関連しているのかをお伝えしていきたいと思います。
膝に痛みがあってその周りの筋肉の柔軟性を改善して、癒着を剥がして、筋肉間の滑走性を出すことで軟部組織性の膝の痛みは大方、改善できることについては以前のブログでお伝えしましたが、
「いやいや、それでも膝の痛みが良くならないんだけど!?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
治療的にはかなり良い治療が出来ていても、なかなかしつこい痛みが残ってしまっていると思われている方も「何が原因なんだろう?」と眉をひそめてしまいますね。
今回は膝の筋肉の柔軟性の改善、癒着剥がし、滑走性の改善後に残る膝の痛みは実は「神経絞扼性疼痛」の「神経障害性疼痛」があるのです😱
因みに膝の周りを走っている神経には大腿神経、外側腓腹神経、閉鎖神経、陰部大腿神経、伏在神経、内側腓腹神経、伏在神経等
あります。
「え?こんなに膝周りって神経ってあるの」と思われる方もいらっしゃるかと思いますがもっとあります。
今回はこの中で特に臨床で遭遇する膝の痛みを誘発する神経をみていきましょう。
まずは膝の内側の痛みの取れない原因として可能性が高く、有名な神経として伏在神経があります。
伏在神経の画像を見て頂きたいのですが膝の内側をしっかり通ってますよね?
この神経が筋肉の圧迫や神経周囲の組織の癒着によって牽引されると鈍痛やビリビリしたような痛みを感じることがあります。
伏在神経の主な絞扼部位としてハンター管や縫工筋貫通部で膝前内側部・下腿内側部に疼痛や知覚鈍麻を訴えることが多いです。
また膝関節症のオペとして行うTKAを行いますが、内側広筋を切開するため、伏在神経膝蓋下枝を損傷してしまうこともあります。
伏在神経は大腿神経の最も長い知覚枝で、縫工筋の深部を下行し、内転筋管を通り、膝内側と下腿内側の知覚を支配します。
膝関節の痛みとの鑑別ですが、膝関節であれば関節可動で痛みが出現する。 伏在神経絞扼障害であれば、安静時痛や夜間痛があり、日によって痛みが変動する、関節可動でも痛みは変動しない点で鑑別可能です。
ポイントは安静時や夜間時痛があることや痛みが関節運動を伴わなくても痛みが出るという部分ですね🧐
ちなみにこの内転筋管は別名ハンター管とも呼ばれており内転筋結節から6-8cm程上方でゲンコツ1個分上の位置にあるとも言われております。
ちなみに伏在神経は体表に近いところを走っている神経なので皮膚の上から触れます。
パスタ状で髪の毛より少し太いくらいの神経で触診する時は爪で撫でて優しく触ります。強く押してしまうと潰れてしまうので触診には場数が必要ですね🙌
触診で伏在神経をピンポイントで触れるとビリビリする感じや嫌な感じと表現する方が多いです。
この伏在神経は先端に進むとそれぞれ膝蓋下枝と内側下腿皮枝になります。
膝蓋下枝はより膝蓋骨の側になり、内側下腿皮枝は下腿内側になり神経の絞扼によって膝痛として体に認識されます。
ではこの伏在神経に対する治療はどのようにして行なっていけば良いのかを考えていきましょう🧐
治療箇所は伏在神経の隣接する筋肉の硬さを落とし、滑走性を出すことで伏在神経性の疼痛を減らしていけることが分かっております。
つまり関連している大内転筋、縫工筋、内側広筋の斜走繊維にアプローチすることが大切になります😃
上記の図を見るとハンター管の隣接する筋肉に大内転筋、縫工筋、内側広筋の斜走繊維が見られます。
ちなみに大内転筋は太ももの内側全体を大きく覆っている筋肉なので長内転筋の下の部分や薄筋と半膜様筋の間から容易に触診することができます。
大内転筋、縫工筋は緩めた後に滑走性の促通として股関節屈曲外転を膝伸展位にて動かしていきます。また股関節伸展外転を繰り返し行うことで伏在神経の滑走性の治療となります。
伏在神経と内側広筋の斜走繊維の滑走性を上げる治療としては内側広筋の斜走繊維を両手で摘み持ち上げることで(骨から引き剥がすイメージ)伏在神経と内側広筋の癒着剥がしとなります。
これはやり方が難しいかもしれないので今度、何かしらの動画でアップしていきたいと思いますね😊
本日は伏在神経由来の膝痛についてお伝えしていきましたが、神経性の痛みとの関連があるなんて知らなかったと思う方もいらっしゃるかと思います。
今後も皆様のお役に立つ膝痛情報をお伝えしていければと思います🤗
次回の膝痛情報も楽しみにしていてください🎵
-安芸 雄二郎
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