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膝のお皿(膝蓋骨)の重要性①

こんばんは! 本日、2/5(月)ですが横浜はものすごく雪が降っており私も帰り道は雪で足元を取られそうになりました。思ったよりも積もっています。道路が凍って滑るので気をつける必要がありますね😅

こんな時期だからこそ焦らずに急がば回れだと思うので明日は焦らずに過ごしていけたらと思います。私には娘と息子がいるのですが雪が降ったことで大変興奮しており、明日は雪合戦をやると張り切っておりました☃️

さて、本日は膝関節でも特に重要なお皿についてお伝えしていきたいと思います。

膝関節には皆様もよくご存知だと思いますがお皿(膝蓋骨)があります。これが膝を動かす上で物凄く大切な骨になります。人体の骨の中でこのように平べったく丸い骨っていうのも珍しいですよね🤔

膝のお皿は上記の図のように大腿四頭筋と膝蓋靭帯を繋いでおります。

このお皿の役割は意外とみなさまに知られておりません。お皿の役割としては・・・

①前面からの衝撃から膝関節を保護する。②大腿四頭筋の筋効率を上げる滑車の役割を持っています。

お伝えしておくと膝関節は2つの関節で構成されております。1つ目は大腿骨と脛骨の面が適合する関節で「脛骨大腿関節」、2つ目はお皿と大腿骨を適合させる「膝蓋大腿関節」と言います。一般的に膝関節と言われている関節は大腿脛骨関節になるかと思います。

変形性膝関節症はお皿と大腿骨を適合させる膝蓋大腿関節から始まると言われているのでお皿を見る!ということは治療家だけでなく皆様にとっても非常に重要になってきます。逆に言えばお皿の動きづらさを解消出来て、コントロールできるようになれば膝の痛みも軽減できるようになってきます‼️

他にも膝蓋大腿関節が重要視される理由としては

①臨床で膝の痛みに最も関与する膝蓋下脂肪体(以前のブログでもご紹介させて頂いた痛みで一番大切な組織)と密接に関係のある関節である。

②立ち上がり、しゃがみ込み、階段動作、正座など日常動作で膝蓋大腿関節に密接に関わることです。

膝蓋骨は膝の屈曲運動では屈曲とともに下方やや内方に動き、膝の伸展とともに上方やや外方に動きます。この動きによりスムーズな膝の屈伸運動をすることができるようになります。細く見ていくとこれがなかなか多様な動きをするんです🙄

「え?そんなにいろんな動きできるの?」と思った方もいらっしゃると思いますが、そうなんです。本当に動きの種類が多くて私も学んだ時は目が飛び出そうなくらいびっくりしたものです。

では実際に膝のお皿にはどんな動きがあるのか見ていきましょう。以下の6種類の動きができます。どのような動きなのか、正常はどのくらいお皿は動くのかもご説明します。

①挙上・・・膝関節伸展にて約1cm~2cm挙上   動きの制限はお皿周りの靭帯や膝蓋下脂肪体が多い

②下制・・・膝関節屈曲にて5~7cm下方へ移動する 制限は主に膝から上の組織が多い

③回旋(frontal rotation)・・・膝関節屈曲25°〜130°までに外旋7° 制限は太ももの前の筋肉が多い

④傾斜(coronary rotation)・・・膝関節屈曲に伴い内側へ移動する。25°〜115°屈曲で最大11°内旋する

制限はお皿周りの靭帯

⑤前傾・・・膝関節屈曲60°以上で角度が増すにつれて前傾する

⑥後傾・・・膝関節屈曲60°で最も後傾する

膝関節の痛みがある方はほぼこのお皿の動きが少なく、治療では1年半くらいかかってしまうとも言われております。それほどお皿は重要なのですね💡膝を屈曲伸展をするだけでもこれだけの細い動きをしてくれているのでお皿周りの靭帯や周囲の筋肉、膝蓋下脂肪体なんかが硬くなるだけでも精密なお皿の動きが阻害されてしまいますよね😅

そうならない為にもお皿周りの癒着をはがし、どの方向にも動かせるようにセルフケアを覚えて、ご自身でお皿をしっかり動かすことができるようになることで膝の痛みをぐぐっと減らしていけます🤩

今は膝のお皿についてそんなに治療しない治療家は多いですが、3〜5年後にはお皿を治療することが当たり前の時代がきっときますね🥰

最後に膝のお皿について音声データも載せておきますのでこちらもご視聴していただけたらと思います😃

-安芸 雄二郎

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