ブログ記事

大腿四頭筋について

こんばんは😀 本日は風は強く吹いておりましたが気温も高く絶好の散歩日和でしたね♬ 

とても天気が良かったので気分転換に子供と公園に遊びに行ったのですが、公園に着くと子供を連れたパパ達が子供と遊んでました🎵 私も子供とブランコをしたり滑り台をしたり隠れんぼをしたりして束の間の休日を満喫しました😃

さて、本日は以前お伝えしました大腿四頭筋についてお伝えしていきたいと思います。

大腿四頭筋はご存じの方も多いかと思いますが、膝の前面を走っている筋肉で、体重を支える重要な機能を持っております。変形性膝関節症では膝関節周囲筋の筋力低下が著明で、特に大腿四頭筋(内側広筋)の筋力低下が生じており、その原因は疼痛、関節水腫、腫脹、活動量の低下などが挙げられております。

上記の4つの筋肉から大腿四頭筋は構成されております。

それぞれの筋肉にしっかりと役割があるので人間の身体は繊細に出来るているんですね。

それでは大腿四頭筋について一つづつ見ていきましょう😃

①大腿直筋 起始:下前腸骨棘 寛骨臼の後方上部の溝  停止:膝蓋骨の上縁 膝蓋靱帯を経て脛骨粗面

      作用:股関節の屈曲/伸展 骨盤の前傾

大腿直筋は大腿四頭筋腱(膝蓋骨の直上)を形成して膝蓋骨/膝蓋靱帯を介して脛骨粗面部に付着するに二関節筋になります。骨盤後傾位のまま膝関節を屈曲した肢位ではこの筋が過緊張となり体幹と下肢を強力に支持します。

大腿直筋の過緊張は膝関節の屈曲制限になりやすい事、大腿四頭筋を強化したい場合、治療の妨げになるので十分な注意が必要となります。更に大腿直筋の硬さは歩行時の歩幅にも関係しており、大腿直筋が硬いと歩幅は狭く、柔らかいと歩幅は広く歩行もスムーズになります。

歩行中も大腿直筋は他の筋肉より活動頻度が少なく後ろ足を前方に振り出す際に少し働く程度となっております。

つまり絶対に硬くしてはいけない筋肉となります!かつ常に柔軟性を持つことが大切となってきます!

②内側広筋  起始:大腿骨粗面の全長 内側顆の稜線  停止:膝蓋骨の上縁内側 膝蓋靱帯を経て脛骨粗面

       作用:膝関節の伸展

内側広筋は大腿四頭筋の中でも最重要と言っても過言ではないほど非常に重要な筋肉となっております。特に変形性膝関節症では着目必須筋となっております。

変形性膝関節症の方は大腿四頭筋の中で内側広筋の萎縮がほとんどの方で生じております。そうすると膝蓋骨が正中位に保持できなくなり上外方へ偏位してしまいます。内側広筋は膝関節最終域の最後の30°で最も働くと言われており膝関節の伸展制限もきたしてしまいます。

昔、このような実験をされた方がいます。大腿神経を選択的にブロックして内側広筋が活動出来ない状態を作り、実施前後でスクワットを行った実験があります。

実施後は実施前と比べると膝蓋骨は1.8mm外方偏位、脛骨は2.1mm外方偏位、膝関節は3.7°外旋が生じる結果となったそうです。つまり内側広筋の筋萎縮は歩行時の膝の横ブレ(ラテラルスラスト)、下腿は外旋し(膝の捻れ異常促進)、knee in toe outを進行させてしまうのです・・・😭

とにかく変形性膝関節症の方はほぼ全員の方と言っても過言ではないくらい内側広筋が萎縮しております。

ちなみにですが内側広筋は長軸繊維と斜走繊維に分かれております。内側広筋でも萎縮する繊維は斜走繊維となっております。この斜走繊維は大内転筋腱から起こるため、斜走繊維の筋収縮は股関節内転運動を組み合わせて行うとより効果的に筋出力が出来ます😌 

内側広筋の斜走繊維の伸張性や滑走性の獲得には大内転筋の緊張を落としてからの方が効果がありますね✨

もしやり方が分からない方がいらっしゃいましたらお気軽に聞いてください🎵

③外側広筋  起始:大転子溝 大転子の前下方縁 殿筋粗面 大腿骨粗線の上部1/2 外側筋間中隔全域

       停止:膝蓋骨の上縁外側 膝蓋靱帯を経て脛骨粗面

       作用:膝関節の伸展

外側広筋も内側広筋と同様で大腿四頭筋腱に外側から連結する長軸繊維と外側膝蓋支帯に連結する斜走繊維に分れております。外側広筋でポイントは腸脛靭帯が外側広筋の外側を被覆していることです。

腸脛靭帯が過緊張状態となるとその深層に位置する外側広筋を圧迫や癒着が生じてしまいます。この腸脛靭帯の過緊張状態は腸脛靭帯と結合している股関節外転筋群(大腿筋膜張筋・中殿筋・大殿筋)の柔軟性低下や過緊張から生じている可能性も極めて高いです。

そのため、外側広筋(斜走繊維)の伸張性や腸脛靭帯との滑走性の獲得には股関節外転筋群の緊張が緩和した後に実施することが大切となります。あまり知られてはいないのですが外側広筋は太もも前面の筋肉ですが大腿骨の裏側にも筋肉が付着しておりますので太もも裏からもアプローチが必要となります😃

④中間広筋  起始:大腿骨前面の上部2/3  停止:膝蓋骨の上縁中央 膝蓋靱帯を経て脛骨粗面

       作用:膝関節の伸展

最後は中間広筋についてになります。中間広筋は大腿四頭筋の中で最も深層に位置しており大腿四頭筋腱の深部から合流し膝蓋骨・膝蓋靱帯を介して脛骨粗面に付着します。中間広筋の最深部には膝関節筋と呼ばれる糸状の筋繊維が存在し、膝蓋上嚢(包)と結合しております。膝蓋上嚢と膝関節筋は下図をご参照ください。

また中間広筋は大腿骨前面に幅広く起始することから大腿骨骨折を始め大腿部に生じる外傷により瘢痕化・癒着しやすい筋肉になります。外側広筋と中間広筋は交差するように滑走するため、この組織間での癒着や瘢痕化は拘縮になりやすいので注意が必要になります。

ちなみに膝に水腫が溜まってしまった場合は、この中間広筋の微細な収縮で水腫を散らすことも出来るので、膝周りが炎症を起こしやすく、水腫が溜まりやすい方は覚えておいても良いですね😃

以上がそれぞれの大腿四頭筋のポイントとなります。まとめてみますと・・・

大腿直筋は二関節筋であり、柔軟性が低下してしまうと他の筋肉の動きを阻害してしまうのでとにかく柔軟性を沢山出す必要があります。

内側広筋は萎縮すると膝蓋骨を上外方へ偏位させてしまうだけでなく最終伸展域30°からの膝の伸びが出づらく、膝関節の伸展制限となってしまいます。内側広筋はとにかく鍛える必要があり筋連結している大内転筋の収縮を促しながら筋トレをするとより効果的に筋肉の肥大が狙えます。

外側広筋は腸脛靭帯と癒着しやすいので外側広筋〜腸脛靭帯間の癒着を除去するだけではなく筋連結している大腿筋膜張筋や大殿筋、中殿筋の硬さも落とす必要があります。殿部の筋肉が緩むことで大腿骨の外旋が減少し膝の捻れも減少していきます。

中間広筋は大腿四頭筋の中でも深層に位置します。外側広筋と癒着してやすく膝関節の伸展制限となりやすいです。中間広筋は膝に水が溜まってしまった場合、水を散らす機能も持っています。

大腿四頭筋については上記のように色んなことを考えながらケアしていく必要がありますね✨

次回も皆様に有益な膝痛情報をお伝えしていきたいと思いますので楽しみにしていて下さい🤗

-安芸 雄二郎

PS.

膝痛でお悩みの方々に向けた膝痛情報や膝痛のお悩みやご相談も常時受け付けておりますので、下記QRコードからお友だち追加よろしくお願い致します。

PPS.

膝痛でお悩みの方はこちらからご連絡ください。

横浜/保土ヶ谷「横浜ひざ痛専門整体院 安芸-AKI-」 専用電話

045-744-5933

「はい。横浜ひざ痛専門整体院 安芸です」と電話に出ますので、「ブログを見て、予約したのですが」とお伝えください。

お急ぎの方はLINE、またはメールで氏名・希望日時・お悩みの症状を明記の上、ご連絡ください。

Mail→yokohama.hizatsu.aki@gmail.com

☆JR横須賀線 保土ヶ谷駅西口より徒歩1分


☆JR湘南新宿ライン 保土ヶ谷駅西口より徒歩1分


☆相鉄線本線 天王町より徒歩12分


☆相鉄線本線 西横浜より徒歩16分

完全予約制/駅近/ 初回施術費全額返金保証

〒240-0023 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町11-1 ダイアナプラザ保土ヶ谷 409

メールでご予約 LINEでのご予約