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膝痛で見るべきポイント

こんばんは。先日は気温が20°もあり2月としてはあり得ない気温でしたが、今日も気温は高く外出日和になりましたね😄毎年、この時期は一年の中でも特に寒く私が小学生くらいの頃はしょっちゅう雪が降ったものです。今は雪すらほとんど降らないのでやはり温暖化の影響なのでしょうか。

さて、日々、臨床に励んで患者様の治療に邁進しております。

患者様の膝痛の治療をしている中で感じるのは・・・

①膝が伸びない

②膝と足部の向きがknee in toe outしている

③膝のお皿が動かない(特に内側方向への動きが少なく外方に引っ張られている)方がとても多い印象です。

そしてこれら3つは以前お伝えしたように膝関節の痛みを誘発させる非常に重要な三要素となります。

上記3つについてはご自分でも簡単に確認できますので是非確認してみて下さい。

まず鏡の前に立ち、横向きの状態で膝が真っ直ぐ伸びているかどうか?また正面から見て膝のお皿の間に足趾の第2趾と第3趾が通っているかどうか?を確認してみて下さい。もしも膝が伸びていなかったり、膝のお皿の間に足趾の第2趾と第3趾が通っていない場合は「膝に伸展制限があり、膝が捻じれている状態」なので状態的にはあまり良い状態とは言えないでしょう。

また長座位の姿勢(つま先と膝のお皿が真っ直ぐで太ももの筋肉がリラックスできている状態)でお皿を手のひらで把持してグルグルと360°引っ掛かりを感じる事なくまわせるかどうかもご自身でも評価してみて下さい。

もしお皿に引っかかりがあったり、360°動きが出ていない状態であれば膝まわり、もしくは股関節と膝関節を繋いでいる大きな筋肉や靭帯が動きを止めているかもしれません。お皿の動きが良くない状態では適切な膝の動きを阻害してしまうだけでなく膝の痛みを作ってしまいます。

あとはお皿の位置と脛骨粗面と言われる下腿の骨の位置を見ることも大切です。膝を伸ばした状態で、お皿の幅を垂直に下腿に下ろしたところに脛骨粗面が収まっていれば正常と言われております。脛骨粗面がお皿の幅に収まっていなければ(その場合ほとんど脛骨粗面は外側にある)下腿は外旋位となり膝は捻れていることになります。O脚の方でかなりの確率で下腿外旋が見受けられます。

この場合、膝内側の鵞足筋(縫工筋、薄筋、半腱様筋)に伸張ストレスが生じ、伸張痛や滑走障害を起こして痛みを生じさせているかもれません。鵞足筋は膝が内側に入り下腿外旋するkee in toe outに動きを抑制する働きがありとても重要な役割があります。

また膝裏の膝窩筋という膝が外側に捻れてしまうことを止めてくれる(膝を内側に引っ張ってくれている筋肉)に常に伸張ストレスが掛かって痛みを誘発してしまうことがあります。

膝窩筋は膝の捻れ異常や変形性膝関節症において非常に重要な筋肉ですのでまた後日、解説していきたいと思います。

他にも下腿が外旋することで膝を曲げるための筋肉である大腿二頭筋の長頭や短頭が短縮してしまう為、下腿を内旋することが難しくなってきしまいますね🥲 大腿二頭筋の長頭や短頭は膝の捻れ異常を助長させてしまうため、治療は必須となってきます。

他にも評価として膝蓋骨の位置関係もとても大切で左右の高さが同じであれば良いでのですが、左右比べてお皿の高さの違いが見受けられることがあります。

やり方は、膝関節を60°程屈曲位にて、

下記のようにLP:膝蓋骨上極と下極の距離  LT:膝蓋骨下極と脛骨粗面上極の距離

膝蓋骨の高さ=LT/LPと言われております。

0,8〜1,2が正常     高位:1,2以上   低位:0,8以下

実際は計算も大変なので指の太さを高位、低位を評価しております。

私の場合はお皿の幅が指で3横指なので、膝蓋骨下極と脛骨粗面上極を結んで、膝蓋骨上極と脛骨粗面上極に指が2横指であれば低位、指が4横指近く入ってしまう場合は高位といったように判断しております。

膝蓋骨高位の場合:大腿四頭筋>膝蓋腱の張力 

この場合は大腿四頭筋の硬さでお皿を上方に引っ張る力が強くなっていることが多いです。他にもお皿の上の膝蓋上のうという組織や膝蓋上脂肪体や膝蓋前脂肪体という組織の硬さもお皿を上に引っ張ってしまう要因となります。

膝蓋骨低位の場合:大腿四頭筋の張力<膝蓋腱の張力 

低位の場合は術後の瘢痕組織組織の癒着や膝蓋支帯、膝蓋靱帯の癒着などで膝のお皿が下方に引っ張られて低位となっていることが多いのでこのような組織周囲の癒着を剥がして張力の弱い大腿四頭筋の収縮を促すことで適切な位置に戻すことができます😃

変形性膝関節症などの評価でよく使われるのですがグライディングテストというものもあります。グライディングテストとは膝伸展位にて膝のお皿を床に向かって垂直に圧をかけるテストになります。この時、グリグリ音がしたり痛みを生じる場合は膝関節の変形が始まっていると考えても良いかと思います。

以前おも伝えしましたが、膝のお皿と大腿骨の関節を膝蓋大腿関節と言い、変形性膝関節症になる時はこの関節から症状が始まると言われております。

今回は膝に違和感があったり、痛みがある方がご自身でもチェック出来るような比較的簡単なセルフチェックをお伝えさせて頂きました。もしも「私の膝はあてはまってるかも?」とか「やり方が分からない」と思われる方はお気軽にご連絡ください。

次回の膝痛情報も楽しみにしていて下さい😊

-安芸 雄二郎

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