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殿部と膝痛の関連性

こんばんは😃 今週から気温が高くなり暖かい日が増えるそうですね☀️ 花粉も少しづつ飛んできているそうで、花粉症の私には少し辛い季節でもありますね😅

さて、本日は殿部と膝痛との関連性についてお伝えしていければと思います。

膝痛との関連性については足関節や股関節はとても関係していることについては以前お話ししとことはありますが殿部も非常に膝との結びつきが強いです。

変形性膝関節症の方は膝の筋肉が安定していない為、膝の外側の筋肉が張ってくることが多いです。下図のように、特に膝の外側の筋肉が硬くなり膝の外側を引っ張ってしうように、立脚中期にラテラルスラストと言われる横振れの現象が見られます。

外側の筋肉が張るということは、大腿筋膜張筋から派生している腸脛靭帯や外側広筋と言われる太ももの外側の筋肉が硬くなってくなります。

大殿筋は大腿筋膜張筋と腸脛靭帯、外側広筋と筋連結があるので大殿筋も硬くなってきてしまいます。ちょっとマニアックな話になりますが、この大腿外側の筋肉の走行のラインをラテラルラインと呼びます。

「殿部の外側が硬くってしまうとどうなるんだろう?🤔」と思われる方もいらっしゃると思います。殿部の筋肉の作用は股関節を外側に回す作用があります。この運動を股関節の外旋運動と言います。

運動連鎖で考えてみると殿部が硬くなり外旋方向に引っ張られると骨盤後傾し、股関節外旋筋群は常に過剰収縮しているので循環不全を起こして血流障害になるのでさらに痛みの発痛物質を出して痛くなってきます。

このような影響を考慮すると殿部の治療、特にO脚である内側型の変形性膝関節症には必ず治療しなくてはいけないポイントとなります。

逆に骨盤の前傾が強い方は股関節内旋位を取りやすくX脚となります。その為、殿部の筋肉はずーっと伸張刺激が加わっている状態になります。X脚は膝の外側に圧が強まり膝の外側部に痛みを生じやすくなります。

つまりO脚であってもX脚であっても治療が必要となってきます(^^;;

ちなみに日本の変形性膝関節症の9割は内側型が多いと言われております。逆にアメリカなどの欧米ではX脚が多いようです。これは日本人と欧米の方々の骨格の作り方が違うからと言われておりますね🥸

上の図は日本人に多い内側型膝関節症の姿勢アライメントを載せておきます。特徴を見てみましょう。

以前、膝関節に水腫が溜まったり痛みが出ると伸展制限と言って膝が伸びづらくなる現象が生じるとお伝えしましたね。上の図では膝関節が軽度屈曲しており伸展制限が見られております。すると重心が後方にかかってバランスが悪くなってしまう為、体幹を前屈することでバランスを取っているのが分かります。

次に運動連鎖の関係で紐解くと、腰椎が後弯方向に働くと(腰椎の生理的な前弯が減少した状態)骨盤は後傾します。骨盤が後傾すると大腿骨は外転、外旋していきます。こうしてO脚が少しつづ進行していき膝の内側に痛みが生じやすい状態となっていきます。

上記の図はほんの一例ですが、このようにしてO脚が完成していきますので膝の治療ではまず膝を評価することは大事ですが、隣接する股関節や体幹の状態もみれるようにならないといけない訳ですね😃

さて話は殿部の筋肉に戻ります。

殿部の筋肉は色々ありますが、知っていて欲しい筋肉がいくつかあります。それは①大殿筋と②中殿筋、③梨状筋になります。下図に大殿筋と中殿筋、梨状筋を載せておきますね😃

これらの筋は全て股関節を外旋させる作用がありO脚を強く作ってしまう原因となってしまいます。

臨床の現場でも膝関節を痛めている方はほとんどの方が大殿筋と中殿筋、梨状筋に硬さが見られており股関節外転、外旋傾向が見られております。

治療では膝関節周囲の状態を見ることも大切ですが、殿部の外旋筋の柔軟性を落とし、股関節外旋の低下を図っていきます。すると股関節が中間位に近づきO脚が小さくなりますので、殿部の筋肉にも是非アプローチしてきましょう😆 

ちなみに股関節外旋は股関節内転筋群(長・大内転筋や薄筋等)を常に伸張しているので股関節内側の筋肉も柔らかくして内転運動を再学習させることで、より股関節が中間位に近づきますのでここも忘れずにアプローチしましょう😃

次回の膝痛情報も楽しみにしていて下さい😊

-安芸 雄二郎

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