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最近思うこと・・・(膝の伸びづらさ)
こんにちは😃 横浜ひざ痛専門整体院 院長の安芸 雄二郎です。
3月も早いものでもう終盤に入ってきましたね😆 もう地元では桜のつぼみが今か今かと花開こうとしております。昔は新年度、入学式頃に桜の開花だったのですが、現在は卒業式に桜が開花しておりますね😲
桜の開花が早いのは温暖化の影響なのでしょうか。とは言え一年の中でもほぼ決まった時期に花が咲くことは凄いことだなぁと毎年感じております。冬に咲いたり夏に咲いたりはしないですからね😅
さて、本日は日々、ひざ痛の臨床を通して感じていることをお伝えしていきたいと思います。
膝の痛みで来院される多くの方は膝が「伸びづらい」状態であることが多いです。一見すると立位では膝が伸びて見えますが、ベッドで仰向けになると、膝裏がベッドに付かない状態となっております。
上記の図は左膝なのですが左の膝裏とベッドとの隙間が空いており膝の伸び感もやや足りなく完全に膝が伸びきっていないことが分かります。
ここから更に上体を起こし長座位へと体位変換します。下図を見ると膝が曲がっておりますね。上体を起こすと骨盤が前傾位となるのですが下記の図では骨盤は前傾しておりません。膝裏の”ハムストリングス“の短縮があり起始と停止部の二点間距離が引き延ばされた結果、停止部が起始部に引っ張られ膝が浮いてきてしまっていることがわかります。
このような姿勢になるとかなりハムストリングスは硬くなっており短縮・癒着も強く出現していることも分かってきます。上記の姿勢ですと前屈動作も行いづらいので腰を過剰に前屈させ腰痛を引き起こすこともしばしばありますね🙄
ちなみに長座位になり膝が伸びている状態ではあるけども足関節を背屈にすると膝が屈曲してしまうパターンもあります。これは二関節筋である腓腹筋が短縮してしまっていることが分かります。
腓腹筋の起始は大腿骨の内側上顆と外側上顆、停止部は踵骨隆起(アキレス腱の付着部で踵の上部)となりハムストリングスと同じで二関節筋肉となります。腓腹筋が硬く短縮していると起始部が停止部を引っ張り膝が浮かせてしまいます。
また仰向けで膝関節屈曲位、長座位でも同じ角度で膝関節屈曲位、足関節を背屈しても同じ膝関節屈曲角度の場合は単関節筋である膝窩筋や大腿二頭筋の短頭の短縮が疑われます。
膝窩筋も大腿二頭筋短頭も臨床上は治療対象として治療する場面も多く、膝窩筋は膝裏の痛みの原因となりやすいです。特にknee in toe outと言われる膝のねじれがある場合は下腿の外旋の拮抗筋ととして働くため伸張痛などの原因となりやすいです。
他にも膝窩筋は膝を曲げる際に外側の半月板や後方関節包が膝裏に挟まらないように(インピンジメント)半月板や後方関節包を後方にひ引っ張り出してくれる機能があるので非常に重要となっております。
大腿二頭筋短頭は下腿が外旋位になった際に筋の起始と停止部が短縮方向に縮まるので、大腿二頭筋短縮が固定され、下腿の外旋を助長してしまいtoe outを助長させて膝のねじれを強くさせてしまいますので、knee in toe outの患者様の評価や治療では必ずアプローチする筋肉になります。
以上の筋肉が主に膝関節の伸展制限を助長しやすい筋肉となり、膝関節を不安定にさせてしまう筋肉になります。もしも、膝の伸びづらさがある場合はご自身でもチェックしてみると膝の伸びづらさの原因が分かるかと思いますので是非参考にしてみて下さい😃
次回も皆様に有益な膝痛情報をお伝えしていきたいと思いますので楽しみにしていて下さい🤗
-安芸 雄二郎
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